建設のしごと

建物ができるまで

小学校

Vol.1

小学校

みんなが毎日通っている小学校は、
完成するまでどのくらいの人が
関わったの……?
いつも勉強したり運動している教室や
体育館がどうやって建てられたのか、
見てみよう!

工事が始まるまで

かかわる人
  • 営業

    営業

    工事に向けて、発注者と打合せをします。

  • 積算

    積算

    設計図を見て、小学校が完成するまでに必要な工事金額を計算します。

  • 営業事務

    営業事務

    工事が無事に進むように営業のサポートをします。

  • 購買

    購買

    工事に必要となる施工業者の選定や、材料の調達を行います。

  • 設計士

    設計士

    設計だけでなく、実際に図面通りに工事が行われているか現場で確認します。

  • STEP 1計画

    新しい小学校の建設は、みんなが住む市区町村などが、場所や規模などを計画して建設会社に発注します。

    計画
  • STEP 2設計

    計画をもとに、建物のデザインや構造、レイアウトや設備などを設計します。ちなみに設計士は、敷地や周辺環境を考えて、どんな建物がよいか検討する「意匠設計」、地震が起きても安全であるように骨組みを検討する「構造設計」、空調、給水、ガス、電気などの必要な設備が使えるように検討する「設備設計」に分かれて担当します。実際の完成予想図も作って、工事に必要な費用も計算します。

    計画

工事スタート!

かかわる人
  • 営業

    現場監督

    工事に向けて、発注者と打合せをします。

  • 職人

    職人

    基礎工事~外装工事まで、それぞれのプロが作業します。

  • 機材

    機材

    工事現場で使用する資材の管理を行っています。

  • STEP 1基礎工事

    「基礎」とは、「地盤」のこと。日本は地震が多い国ですから、十分に安全性を考えて地震にも耐えられるように地盤の部分を整えていきます。「支持地盤」という、建物を支えるために十分な固さを持つ地層に到達するまで、地面にドリルで穴を空けて杭を打ち付け、地面と建物をしっかりつなげます。

    基礎工事
  • STEP 2躯体工事

    学校の本体となる柱や壁、床をつくっていきます。
    建物の骨組みとなる鉄筋を配置して、コンクリートを流し込むための型枠をつくり、鉄筋をおおうコンクリートの厚さがどのくらいになるのかなど、状況を確認しながら工事を進めます。
    その後、コンクリートを流し込み、固まるまで少し期間を空ける必要があります。コンクリートがしっかり固まったら、コンクリートの型として組み立てられた型枠を解体していきます。

    躯体工事
  • STEP 3内装工事

    教室や職員室、校長室、保健室などが設計図の通りに完成するよう、天井や壁、廊下、電気や設備などの工事を行います。電気の配線、水道管などは、みんなに見えないよう壁や天井の裏側になるように配線します。最後にクリーニングも行います。

    内装工事
  • STEP 4外装工事

    学校の外側もきれいになるように、外壁の塗装やタイル貼りなどを行って、みんなが毎日通いたくなる景観をつくり上げていきます。
    最後にきれいな植物を植えると、みんなの小学校が完成です!

    外装工事
知ってびっくり! まめちしき
  • 小学校ができるまで、どのくらいの人が関わるの?

    工事の規模にもよりますが、のべ1万5千人、約130社が工事に関わっています。

  • 完成するまでどのくらいかかるの?

    期間も工事の規模によってちがいますが、約1年間かかることが多いです。
    たくさんの人が長い時間をかけて、みんなの小学校ができるんですよ。

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