建設のしごと
災害現場でのしごと
Vol.2
水害のときは…?
雨や台風による洪水、地震や火山活動の後に起こるかもしれない津波……。 たくさんの水がわたしたちの暮らす町に入ってくると、土砂崩れや流木、浸水といった被害が発生してしまうことがあります。 水害は、わたしたちが思っているより身近に存在しているのです。
しかし、大雨や台風は被害を予測することもできます。
そこで建設業の人たちは、台風が上陸する予報が出ると、会社に待機して復旧作業に備えているのです。
被害が大きくなれば、自衛隊やみんなが住む町の市役所や区役所ではたらく人たちだけでは復旧できません。
そこで、地元のことを知り尽くしている建設業の出番です。
いち早く現場に駆けつけると、土砂や流木を撤去し、家や家の中のものを守るために「土のう」を設置して、みんながいつもの生活に戻れるようにはたらきます。
水害から日が経ったあとには、被害にあった人たちの家を建て直したり、地域復興のためのおしごともしているんだ。
そのほかにも、堤防やダムをつくる、河川工事を行う、水の流れをコントロールするための設備をつくる、防水性能の高い材料を使用して建物を建てるなどして、水害から建物を守っています。
建設業の人たちは、水害が起こったとき地域の守り手として復興の要となり、力をつくしてくれているんだよ。