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PROJECT STORY

建築部門

OUTLINE

プロジェクト概要

老朽化に伴い建て替えを行う、共同住宅の新築工事プロジェクトです。工期は約2年に及ぶ、長期の一大プロジェクトが絶賛進行中。

PROJECT MEMBER

  • T.S

    2005年入社

  • S.M

    2014年入社

  • M.M

    2020年入社

  • N.I

    2016年入社

PROJECT STORY.01

プロジェクトの概要とそれぞれの役割

T.S2023年の12月からスタートした共同住宅の建て替えを行うプロジェクトです。RC造の地上5階建て、ワンフロアに12世帯あり、計60世帯の1棟を新設することになっています。建築基準法が変わる前に建てられた団地なので、現在の建築基準法に則った建物に生まれ変わる予定です。私は、現場代理人かつ統括責任者として現場に立ち会っています。

S.Mこの現場の2番手として、主に図面や現場の調整を担当しています。

N.I私は現場調整をメインに担当していて、書類の作成やチェックなども行っています。

M.M私は、足場などを組み立てる仮設工事を担当しています。

PROJECT STORY.02

プロジェクトの特徴と重視した点

T.S海沿いに立つ団地なので風が強く、塩害の恐れや津波の危険性があるところが大きな特徴です。基本的にはベースとなる設計図に沿って工事を行いますが、塩害対策のために物干し竿はスチール製ではなく、ステンレス製が良いのではないかなど、こちらで提案できることはその都度提案し、発注者と話し合いを持ちながら工事を進めています。仮囲いや足場も、通常より風の強さを考慮した頑丈なものにするなど、特徴に応じた対策を行っています。また、現場代理人としてこれらの計画を全員で密に共有し合い、現場に立つ全ての人が同じ方向を向いて工事を進めていくことができるよう、努力しています。

S.MT.Sさんが言うように、現場では何より計画が大事です。基本の図面をベースに、計画が滞りなく進むよう施工図を作成することに注力しました。今は躯体工事の段階で、鉄筋工、大工、鳶などの職人さんたちが中心になって動いています。建物自体がそこそこ規模の大きいものなので、関係者の人数も多くなります。そのため、多くの関係者がスムーズに作業できるように調整することも、日々気を配っているポイントのひとつです。

N.I現場は計画と図面をもとに進められるものなので、まずはその内容を正確に把握することを大切にしています。また職人さんたちと積極的にコミュニケーションを取りながら、計画内容を的確に伝えるよう心がけています。同時に、現場の安全面についても先輩方からのアドバイスをもとに注意を払い、しっかりと徹底するよう努めています。

M.M私だけでなく現場では、女性の職人さんが増えてきています。現場に女性専用のお手洗いがあるんですが、そもそも男性が使えないように施錠をしたり、サニタリーボックスを置いたり、女性の職人さんが安心して仕事ができる環境づくりに力を入れています。

PROJECT STORY.03

現場の課題や苦労した点

T.S全体に関わる大きなことで言うと、地中に障害物があったこと。事前に障害物があることはわかっていましたが、どこにあるのか正確な場所がわからず、どうやったら上手く工事を進められるのかを発注者の方と一緒に協議しながら進めました。そこには、少し苦労しましたね。

S.M設計図をベースに施工図を描くのが私の役割なんですが、そこでミスが発覚し、職人さんに「ここは違うんじゃない?」と指摘されてしまったことがありました。そこからT.Sさんに相談して打開策を練り直すなど、失敗もありつつ挽回することもでき、良い勉強になりました。

N.I今回の現場は自宅から距離があり、いつもより通勤に時間がかかるため、鍵の開け閉めを任されている立場として遅れるわけにはいかず、いつもより早く起きて現場に向かうようにしています。

M.M小俣組の社員の中で、女性が私一人しかいない現場は、今回が初めてです。工期がスタートした当初は、ちょっとしたことで悩んだ時に同性の先輩に相談できずにモヤモヤしていたこともありました。ですが、その都度本社にいる女性社員や同じく別の現場にいる女性の先輩たちが話を聞いてくれてとても心強かったですし、今では悩むこともなくなりました。

PROJECT STORY.04

本プロジェクトで得た学びと喜び

S.M施工図を作成する立場にあるため、責任は重大です。その分、得るものは大きいし、上手くいった時は嬉しいし、ホッとしますね。先輩方のスキルを持って帰ることができるチャンスなので、多くのことを学びつつ、次のステップへ行けたらと思っています。

N.I工期がスタートして、1年。基礎工事が終わり、これから徐々に完成に近づいていきます。これまで経験したことのない役割や仕事を経験させてもらい、自分でも成長を実感することができています。現場の安全第一で、最後まで頑張っていきたいです。

M.M私もこの現場では、多くの初めての経験をさせてもらっています。先ほどお話したように工事が始まった当初は悩んだこともありましたが、今ではその一つ一つの経験が自分の糧になっています。この経験をもとに、後輩に指導をしたり、後輩が悩んでいる時には私がしてもらったように相談にのってあげたり、力になれたらと思っています。

T.S今回の現場に限らず「人を信じるな、自分を信じるな」という教訓を常に大切にしています。人は完璧ではないし、誰でも見落としやミスはあるからです。今回の現場も、それを痛感する現場となりました。また、毎回担当する建物が異なるので、その度に新鮮な気持ちで臨むことができるし、その都度達成感があります。この3人と一緒に仕事をするのも今回きりかもしれません。一期一会の気持ちを大切に、このメンバーで最後まで無事故無災害で頑張っていけたらと思っています。

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